2009年5月6日

井上雄彦 最後のマンガ展


「スラムダンク」「バカボンド」の生みの親、井上雄彦の世界。
in Kumamoto/2009,4,11~6,14/¥1.500/at Contemporary Art Museum Kumamoto


GWのまっただ中の5/4に熊本現代美術館「最後のマンガ展」に足を運ぶ。さすが、代表作を次々生み出す漫画家井上雄彦(以下井上氏)&みんな嬉し楽し大好きGWと相成って凄い行列。約30分待ち。この状況に土日・祝日は時間別にチケット販売をされていることが納得できる。より良く展示を見てもらう為に展示会場内に入れる人数制限をしているらしい。スタッフさん曰く、平日の午前中はすんなり入れるとのこと。因に、スタッフTシャツは井上氏が描いた素敵なイラスト。熊本特製で「スタッフじゃけん」と書いてある。欲しい。

そんなこんなで、やっと会場へ。会場入り口全面にも城壁をイメージしたような筆書きがされていた。その場で井上氏本人が描いたそうだ。中に入ると小さな子供の絵が待ち構える。これも和紙に筆書きされた作品。その絵に突き当たり右へと展示会場が続く。その先に待ち構えているのが巨大な侍の絵。これまた力強い筆書きだ。凄い迫力である。一発勝負の勢いで書いたような線の動き。侍が刀を振りますように絵を描く井上氏を思い描いた。絵画にしても筆のタッチや線の動きは作家を近くに感じる。そしてこれまた縦長の巨大な絵が現れる。鳥が1羽飛んでるとてもシンプルな絵だ。この絵は井上氏のセンスの良さを感じた。シンプルなほど人のセンスが見えてくるのかもしれない。しょっぱなから刺激的だ。まるで、漫画の世界に入り込んだ様な展示である。暗闇の細長い通路の先にある絵がこちらに向かってくる様な感覚にハラハラし、照明の当て方により魅力が増した絵に刺激を受けたり立体漫画の世界だ。しかし、もっともっと展示を遊んでもらい、もっともっと漫画の世界に入り込みたかった。

とにもかくにも、井上氏の絵の上手さには圧巻である。漫画家も職人だと気づかされた。そして熊本現代美術館の館長桜井武さんも言っているが、「井上氏の漫画の世界はアートだ」と思えた展示だった。漫画の新しい見方だ。下手にハリウッドでリメイクされるよりこちらの方が数倍いい。

おまけ*雨の日には井上氏特製てるてる坊主が館内で見れる。雨の日限定。

09'05'04

 

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